こちらの新機能は現在開発中およびオープンベータ中です。
試したい方はこちらをご覧ください。

オートメーションのためのビルディングブロックを作ろう

次世代プラットフォーム機能は全ての開発者の皆さんにご利用いただけるようになります

執筆者 : Taylor Singletary, Head of Developer Relations (2023 年 4 月 24 日)

オートメーション、そして Slack とあらゆるものを連携のために私たちが提供する次世代プラットフォーム機能はベータ期間を終えて、これから二週間かけて段階的に全てのチームにリリースされます。 ほぼ 3 年間に渡ってコミュニティの皆さんとアイデアの検証・開発・テストを行い、皆さんのチーム(私たち自身も含め!)がこれを使って何をできるかをお伝えする準備が整いました:

  • 新しいモジュラーアーキテクチャ は、ファンクション、トリガー、ワークフローというビルディングブロック(部品)を土台としています。これらは組み合わせたり、再利用したり、Slack の内外問わずあらゆるものと接続することができます。
  • より早く直感的な開発体験 を実現するために Slack CLI や TypeScript SDK といった新しいツールを提供します。 Slack 上で開発する上で存在していた冗長なことの多くがシンプルかつ明快になりました。
  • セキュアなデプロイ・データストレージ・認証 を Slack が提供するサーバーレスなインフラストラクチャーによって実現しています。より早く開発できる Deno ベースの実行環境により、あなた自身が書くコードとユーザーへ価値の提供に集中できるようになります。
  • 柔軟なユーザー体験 によって、あなたが開発したものを Slack 内のどこにでも簡単に共有できるようになります。リンクトリガーを追加するとあなたのワークフローはポータブルになります。チャンネルメッセージ、チャンネルのブックマーク、キャンバスやその他の場所で共有できるようになります。

私たちのプラットフォームを開発・メンテナンス・進化させるために、開発者・管理者・ユーザーの皆さんのご意見を聞くことは非常に重要なことです。 私たちは、初めからエンタープライズ企業の用途に合うレベルでカスタムのインテグレーションを開発し、かつ Slack の新機能がリリースされたときにそれらに対して最新の状態に維持し続けることは、開発者の方の技術への習熟度や関心度に関わらずとても難しいということを知っています。 私たちは、お客様がワークフロービルダーを活用して業務のオートメーションに非常に大きな成功を収めていることを目の当たりにして、このオートメーションの力を全ての方々にお届けしなければならなかったのだと分かりました。 皆さんのご意見やフィードバックは私たちが行う一つ一つの熟慮を要する意思決定に反映され、今こうして私たちが提供しているものへと導いてくれたのです!

このプラットフォームを他から際立たせているのは、非常に多くの選択肢とサポートを提供していることです。その開発体験は非常に柔軟で拡張性が高いものです。私たちのサポートの体制を直接 Slack と連携させる新しい方法を模索することに大変役立ちました。

—Tyler Beckett, SaaS Operations Engineer, Workiva

次は何が待っている?

私は、この開発者向けリリースに気分が高揚しているのと同じくらい、皆さんがこれから何を創造されるか、今から胸が高鳴っています。

ワークフロービルダーは、近いうちにより一段と強力になったノーコードツールに生まれ変わります。 Slack でのオートメーションの力と毎日利用するツールとの連携の活用を直接ユーザーの手に届けることができるようになるのです。 あなたが開発したファンクションやワークフローは、ユーザー側で利用するソフトウェアのためのトリガーやファンクションの入力・出力の新しい用途を発見することで、無限に組み合わせることが可能になるでしょう。

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私たちのプラットフォームは、ワークフローを現在、そして未来の Slack のユーザーインターフェースに対して簡単に拡張できるようにもデザインされています。 開発者の皆さんはビジネスロジックに集中することができます。 私たちは Slack に導入される新しいユーザー体験においても、皆さんが開発したファンクションやワークフローがただそのまま動作することを保証します。

例えば、キャンバス はチームがテキストやファイル、リンクのプレビューなど必要不可欠な情報を一つのビューで作成、キュレーション、共有できる新しい情報永続化のためのインターフェースです。 はじめからあなたのワークフローを埋め込むことができるようになっていますので、ワークフローを見つけたり、適切なコンテクストで利用したりすることが簡単になります。 例えば、IT の申請ワークフローをオンボーディングのキャンバスの中に追加する、といった具合です。

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これからの数ヶ月、私たちはファンクションの配布モデルに注力します。 私たちのゴールはパートナーが早く・セキュアにプロダクトをワークフロービルダーへ展開することを容易にすることです。 新しいワークフロービルダーは、それらのプロダクトをユーザー自身が作るワークフローの中に組み込むことができます。 次世代のワークフロービルダーが今年リリースされたら、そのアップデートにぜひご注目ください!

価格についての情報

私たちのプラットフォームでのこれらの変更は、カスタムのファンクションを再利用したり、私たちが管理するインフラでアプリを稼働させたりといった全く新しい機能によってアプリ開発をよりシンプルかつ優れたものとなるよう設計されました。 これらの新しく追加された価値を反映して、この次世代のプラットフォーム機能には有料のコンポーネントがあります:

  • 全てのワークフローが一律ではありません: 特定のより高度な機能を利用して開発されたもののみが追加コストの対象となります:
  • 使った分だけ支払い: 価格は、ワークスペースのメンバーがプレミアムワークフローを実行した回数に基づいて決まります。一つ一つのワークスペースは異なりますので、皆さんが必要に応じて使用量をコントールでき、スケールアップ・スケールダウンできるようにしたいと私たちは考えます。
  • とりあえず始めてみるのに十分な無料の実行数: 全てのワークスペースに、予め一定のプレミアムワークフローの実行数の割り当てがあります。これによって、プレミアムワークフローを無料で使ってみることができます。ですので、あなたがその価値を実感するまでコストが発生することはありません。

プレミアムワークフローをお試しいただくために、 2023 年 4 月 24 日から 10 月 31 日までの 6 カ月間のプロモーション期間 を提供します。 この期間中、プレミアムワークフローを課金されることなくご利用いただけます。 より詳細な情報はこちらをご確認ください。

謝辞

もしあなたがこれまでの人生で何らかのオートメーションのために既に私たちのプラットフォームをお使いでしたら、嬉しく思います。 シンプルに Webhooks を使ったことがある方、私たちの数百の RPC メソッドを駆使する熟練者の方、Block Kit のあらゆるブロックをご存知の方、どうもありがとうございます。 私たちにご意見(特に厳しい内容で、しかし、私たちが耳を傾けるべきもの)を伝えてくださったことがある方、感謝します。

そして、とても熱心にこのプラットフォームを利用くださっている日本の開発者の皆さん、TypeScript と Deno プロジェクトの方々、このプラットフォームの問題解決や改善にご協力いただいた全ての方々に特別な感謝をお伝えしたいと思います。

最後に、管理する Slack 組織においてこの新しいインテグレーションの枠組みへの道を開いてくださる全ての Slack 管理者に感謝します。 あなた方の業務は比類のないものであり、この新しいオートメーションのプラットフォームを開発するにあたって、私たちは常にあなた方のことを考えながら物事を進めました。

開発をはじめよう

あなたは今、広大な野原に立っています。

ここ からドキュメント(英語)をお読みください。 チュートリアルやサンプル例 からインスピレーションを得てみてください。 Slack Community でのやりとりに参加してみましょう。 そして、覚えておいてください。このプラットフォームを使ったゲームをより進化させる新しいワークフロービルダーの登場もすぐそこまで来ています。

皆さんが作るものを見るのが今から楽しみで仕方ありません!

※このページは https://slack.com/blog/developers/next-gen-platform-launch の日本語翻訳版です。

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